合気道で使う剣(木刀)・杖について

みなみ野合気道教室は、初心者向けなので基本的に武器を使う方法については稽古に含めていませんでしたが、新型コロナウイルス対策として、接触が少ない形式の稽古を行うために、 剣(木刀)・杖を使った稽古を行うことを検討しています。

ここではどのよう道具が必要かを記載します。 今のところ、合気道教室での調達経路が確保できていないので、必要な方は武道具屋ないしオンラインストアなどで購入をお願いします。

剣(木刀)

合気道では通常木刀を「剣(けん)」と呼びます。

合気道の型の多くは剣術の動きがベースにあるものが多くあるため、実際に剣を使って基本的な動きを理解すると、合気道の技術の向上に役立ちます。また、間合いの感覚の養成にもなります。

木刀は打ち合わせる可能性があるため、白樫、本赤樫、赤樫(イチイ樫)のものを利用してください。鍔はなくて構いません。

手軽なものとしては、白樫・赤樫の通常の木刀(剣道の型などで使うもの)があります。
男性の場合は「大刀」という長さが1mくらいあるものにしてください。 女性で、腕力に自信がない方は「中刀」という少し短くて軽いものでも結構です(ただし折れやすくなります)。
これは大体一本3000円前後から買えます。一定よりも安いものは折れやすかったりしますので気をつけてください。


白樫木刀の例 ※比較的よく使われている櫻屋のもの
(クリックするとアマゾンで購入できます)

予算に余裕がある場合は、合気道用の木剣(岩間流木刀・武産木刀)などがあれば、少し太めで、角があまり尖っていないなど打ち合う稽古などにも対応しやすいため良いかもしれません(※私は使っていませんので、推定です)。
こちらは5000円~7000円くらいから買えるようです。


岩間流木刀の例 ※比較的よく使われている櫻屋のもの
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「じょう」と読みます。4.21尺の木の丸棒で、突く、払うなど剣よりもバリエーションの広い動きをします。
合気道の投げ技の中には杖をつかうとイメージがわかりやすいものがありますし、力の方向などの概念を理解する際にも役立ちます。

太さは8分~1寸くらいの幅でありますが、8分のものがよく使われています。

こちらもだいたい一本3000円前後で買えます。


杖の例 ※比較的よく使われている櫻屋のもの
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どちらか一方だけ…というかたは、剣を購入することをおすすめします。

サンプルが全部白樫なのは、経験上、赤樫のほうが品質の当たり外れが大きくて、稽古中に折れたのがほとんど赤樫だったからです。 一般的には白樫と赤樫の強度は同程度だと言われていますので、どちらでも構いません。

剣・杖の運搬の際の注意

剣・杖を公共の場所で持ち歩く際は必ず袋などに入れてください。

参考